重点領域5

多様な人々が活躍できる職場環境の推進

従業員が安全に働ける職場づくりを目指します

従業員一人ひとりが安全かつ健康に働ける環境を整えることは、日新製糖グループが事業を継続していくために不可欠です。
特に工場では、高温・高所作業、フォークリフトの使用など、安全を意識しなければならない場面が数多くあります。
このため今福工場では、会社と労働組合による安全衛生委員会を月1回開催し、安全に関する意見交換や改善の議論を行っています。また、外部機関による工場内の危険箇所調査を継続して実施し、柵や手すりの見直し、安全帯の取り付けなど、逐次改善を進めています。
さらに、従業員の安全意識の向上のために、危険体感教育セミナーに従業員を派遣。「墜落」「挟まれ・巻き込まれ」など、起こりうる危険を体感する機会を設けています。また、工場内で自衛消防隊を組織し、仮に出火した際もいち早く消火活動ができるよう、日頃から訓練を重ねています。
こうした取り組みの成果を関連会社とも共有するために、安全管理情報連絡会議を開催しています。安全に関する情報やノウハウを交換することで、サプライチェーン全体の安全意識向上に役立てています。

今福工場自衛消防隊の活動風景

働きやすい職場環境を実現するために、取り組みを進めます

従業員がいきいきと働き、高い生産性を発揮するために、会社として働きやすい環境を整えることが重要と考えています。
日新製糖グループでは、ストレスチェックなどを活用しながら、高ストレス者を早期発見し、職場のストレス原因を軽減するための施策を進めています。
また、職場や仕事に関する相談は、本社では人事部、工場では管理部が窓口となって受け付けるようにしています。

多様な人材が活躍できるよう、制度や研修を整備しています

現在の日新製糖グループは、旧日新製糖・旧新光製糖が2011年10月に持株会社を設立のうえ経営統合、2013年4月にその3社の合併により誕生しました。このため、異なる企業文化を持つ従業員が融和し、新しいグループとして活躍することを大切にしてきました。
一方、グループの人員構成は30代後半から40代前半が少ないという課題があり、30代前半までの若手世代を早期に育成・活用していくことを目指しています。
こうした状況を踏まえ、様々な制度や研修等を用意し、従業員の活躍を後押ししています。

ダイバーシティの実現に向けて

本社では女性の課長職が2名にとどまっており、工場では女性従業員そのものが少ないという課題があるため、女性活躍推進はこれからの日新製糖グループの大きな取り組みテーマです。
今後、女性の採用数アップや、管理職登用に向けたマネジメント研修の実施、キャリアプランの提示など、様々な取り組みで支援を行う考えです。

新入社員研修とフォローアップ研修

新入社員は、1カ月間の集合研修の後、1カ月間の現場研修を行います。現場研修は1部署につき1週間程度の研修で、それぞれの現場でどのような実務が行われているかを体験するとともに、各部署の先輩従業員と親和性を高める機会にもなっています。
正式配属後もフォローアップを継続し、2年目が終わるまでフォローアップ研修を実施しています。職場でわからないことや悩んでいることは、ささいなことでも研修の場で解決することで、その後の定着につながっています。

新人社員研修の様子

部下指導力向上研修

課長職および一部の部長を対象として実施しています。世代間ギャップを埋めながら、若手社員の早期育成の実現を目指しています。

部下指導力向上研修の様子

人権啓発研修

日新製糖は東京人権啓発企業連絡会の会員として、企業の立場から社会啓発につながる活動に取り組み、社内では人権啓発研修を通じ、人権の尊重が企業文化として定着することを目指しています。
その一環として、外部講師を招いて人権に関する講話を行ったり、社内講師による研修を実施するなど、経営層を含め全従業員が人権への理解を深める活動を続けています。

人権啓発研修の様子

日新四木(にっしんよんもく)勉強会

旧日新製糖が第4木曜日夕方に開催していた勉強会に由来している、若手社員を中心とした任意の勉強会です。
業務に関する経験の豊富な役員や部長から、砂糖の物性や貿易、事業と世界情勢のかかわりなど、様々な分野の専門的な話を聞きながら、世代を超えて社内のコミュニケーションを深めるという意味合いも持っています。

日新四木勉強会の様子

自己啓発支援

業務に直接関係のない資格の取得や英会話の勉強など、従業員が自己啓発を目的とした学習をする場合、年間5万円を限度とした支援を行っています。

活動の現場から

従業員の安全と健康を守り、
「労災ゼロ」を実現する

日新製糖株式会社 今福工場 管理部長 尾関 幸浩

工場では、危険を伴う作業や場所が数多くあるため、従業員の安全と健康をいかにして守るかが最重要の課題です。ひとたび事故が起これば、従業員の安全・健康が脅かされるだけでなく、製造ラインが止まってお取引先様やお客様にも多大なご迷惑がかかります。ですから、できるだけ作業をしやすく、安全に配慮した環境を確保するために、様々な施策を導入しています。
しかし、「労災ゼロ」を実現するためには環境を整えるだけでは不十分で、従業員一人ひとりの意識を高め、理解して行動することが大切です。労災対策セミナーの開催などだけでなく、工場内で「労災撲滅キャンペーン」を年3回実施し、従業員が日常的に安全を意識する機会を設けながら事業活動を行っています。

活動の現場から

自ら考え行動する「自律型人材」
を育てていくために

日新製糖株式会社 人事部 課長 吉永 一

日新製糖グループでは、あらゆる変化に対応できるよう、自ら考え行動できる「自律型人材の育成」を人事理念に掲げています。新入社員研修やフォローアップ研修とともに、若い世代の育成を後押しする部課長向けの研修の充実を図っています。それぞれの層に必要な研修機会を用意していくことで、組織としての力を高めていきたいと考えています。
働き方改革が求められる中、私たちも取り組みを積極的に進めています。働きがいのある、挑戦できる職場と感じてもらえるよう、今後も働き方に関する制度の整備や職場環境づくりを進めていきます。そして一番大切なのは、私たち人事部が、常にすべての社員にとって話しやすい存在であり続けることだと考えています。