砂糖の結晶はもともと氷と同じように無色透明ですが、砕いた氷や雪のように結晶の粒子が小さくなると光の乱反射によって白く見えます。結晶の大きい氷砂糖よりもグラニュ糖や白砂糖のほうが白く見えるのはそのためです。
砂糖には、中ざら糖、三温糖などの黄褐色の砂糖があるために、白砂糖、グラニュ糖、白ざら糖などの白い砂糖は、漂白によって白くしていると思われる方もあるようですが漂白は一切行っておりません。
砂糖は、甘ショ(さとうきび)やてん菜(さとうだいこん)から、甘味の成分であるショ糖を取り出したものです。このショ糖を取り出すためには原料に含まれているショ糖以外の成分を取り除く必要があります。
甘ショは原産地で大まかに不純物を取り除いて結晶にした原料糖を作り、消費地の精製糖工場に運ばれます。(原料糖:Q&A6をご参照下さい)
精製糖工場では、
- この原料糖を再び溶かし、残っている不純物を取り除き、きれいな糖液にします。
- この糖液を煮詰めて濃くし、さらに真空結晶缶で煮詰めて砂糖の結晶を作ります。
- これを遠心分離機で、結晶と糖液に振り分けますが、ここで出来る結晶は極めて純度の高いまっ白な砂糖です。
- 振り分けた糖液にはまだ糖分が含まれていますので、又煮詰めて結晶を作ります。
- この工程を繰り返すにつれて、加熱により糖液中に褐色のカラメルが生じ、砂糖にだんだん色がついてきます。
はじめにできるものが白砂糖やグラニュ糖などの白い砂糖、何回か煮詰めてできるものが中ざら糖や三温糖などの色のついた砂糖です。