お砂糖を知る

お砂糖ができるまで カップくん シュガーちゃん

お砂糖ができるまで

お砂糖はどうやってつくるの?大自然から生まれたお砂糖ができるまでを知ろう!

お砂糖は何からできているの?

カップくん はてな

う~ん、お砂糖はあまいけど・・・原料って何だろう?

シュガーちゃん 普通

わたし知ってるー! 沖縄 おきなわ でたくさんとれるサトウキビだよ!

キビー

シュガーちゃん、よく知っているね!その通り!ほとんどのお砂糖はサトウキビを原料にしてつくられているんだよ。

カップくん はてな

っということは、他にもお砂糖の原料になるものはあるってこと?

キビー

いいところに気づいたね!お砂糖の原料になるものは2つあるんだ。これから2つの原料と、それぞれの原料からどのようにお砂糖をつくっているのか、くわしく説明していくね!

お砂糖の原料は「サトウキビ」と「てん菜」

キビー

太陽の日差しを浴びて光合成を行うことで、「サトウキビ」の くき と「てん菜」の根にたっぷりと「あまさ」がたくわえられるんだ。その「あまさ」を取り出して 結晶 けっしょう にしたのがお砂糖なんだよ。

サトウキビ:
太い くき が特ちょうのイネ科の植物。3~6メートルの高さまで成長し、 湿度 しつど の高い暖かい 地域 ちいき でとれる。日本では、鹿児島県南西諸島や沖縄で主に 栽培 さいばい され、 収穫 しゅうかく できるようになるまでには約9~18か月かかる。サトウキビからつくるお砂糖を「 かん しゃ とう 」とよぶ。

てん菜:
見た目は大根やカブに似ているけど、実はホウレン草のなかまでヒユ科の植物。あまさをふくむ白い根の部分は、直径10~15cmまで成長し、重さは約1キロ。サトウキビとは違い涼しい 地域 ちいき でとれ、日本では北海道で主に栽培されている。 収穫 しゅうかく できるようになるまでには6か月ほどかかり、てん菜からつくるお砂糖を「てん 菜糖 さいとう 」とよぶ。

お砂糖のつくり方

キビー

「サトウキビ」と「てん菜」では、お砂糖のつくり方がちがうんだ。まず「サトウキビ」からつくる方法をしょうかいするね。「サトウキビ」からお砂糖をつくる時は、2 段階 だんかい に分けてつくっているんだよ。

工程 こうてい の1つ目

サトウキビからお砂糖のもとになる「 原料糖 げんりょうとう 」を取り出す。

さとうきびから原料糖ができるまで
※出典:精糖工業会発行資料
キビー

「サトウキビ」は 収穫 しゅうかく してから時間が経つごとにあまさがへって少なくなるから、 収穫 しゅうかく したらすぐに工場に運ぶことが必要なんだ。そのため、工場はその島の中にあるんだよ。

工程 こうてい の2つ目

お砂糖のもとになる「 原料糖 げんりょうとう 」から 一般的 いっぱんてき に使われるお砂糖「 精製糖 せいせいとう 」をつくる。

キビー

原料糖 げんりょうとう 」を船で工場まで運んで、「 精製糖 せいせいとう 」をつくっているよ。

原料糖から精製糖ができるまで
※出典:精糖工業会発行資料
キビー

「てん菜」からお砂糖をつくる場合、「サトウキビ」とちがうところは、「 原料糖 げんりょうとう 」をつくらないことなんだ。そのため、ほとんどが 生産 せいさん 地でそのまま精製まで行っているんだよ。

原料糖から精製糖ができるまで
※出典:精糖工業会発行資料
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お砂糖工場をのぞいてみよう!

お砂糖の工場ってどんなところ?どんな機械を使っているのかな?
実際にお砂糖をつくっている日新製糖の工場をのぞいてみよう!

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ここがポイント

お砂糖の原料となる「サトウキビ」「てん菜」は、それぞれ育つ 環境 かんきょう こと なるよ。

お砂糖の主な原料 育つ 環境 かんきょう 主な生産地
サトウキビ 暖かい地域 鹿児島県や沖縄県
てん菜 涼しい地域 北海道

「サトウキビ」と「てん菜」では、お砂糖のつくり方にもちがいがあり、そのちがいは「 原料糖 げんりょうとう 」をつくるかどうかだったね!

(参考:精糖工業会発行資料)